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このステラ(Stellar)エクスプローラーでは、Stellarのパブリックネットワーク上のアカウントやトランザクションを数秒で検索できます。公開アドレス(Gから始まる56文字)を貼り付ければ、XLMの残高、保有トークン、最近の送金を確認できます。64文字のトランザクションハッシュを貼り付ければ、送金が成功したか、どのレジャーに記録されたか、手数料はいくらだったか、どのメモが付いていたかが分かります。データはStellar Development Foundationの公開APIであるHorizonからリアルタイムで取得しており、どの結果からもStellarExpertの詳細な履歴へ移動できます。
この記事では、各項目の意味、送金から着金までStellarのトランザクションを追跡する方法、XLMの入金が「行方不明」になる理由(ほぼ必ずメモが原因です)、アドレスから何が分かってしまうのか、そしてStellarExpertやStellarChainからStellar Lab、Horizon、Stellar RPCまで、エクスプローラーを取り巻くツールの関係を解説します。
ステラ エクスプローラーの使い方
検索ボックスに入力または貼り付けて、検索を押してください。エクスプローラーは2種類の入力を自動で判別します。Gから始まるアドレスはStellarアカウントの公開鍵で、ネットワークのSEP-23アドレス形式で定義されています。トランザクションハッシュは、送金後にウォレットや取引所が表示する64文字の16進数IDです。それ以外の入力、たとえばMから始まるマルチプレックスアドレス、Cから始まるコントラクトID、取引所内部の注文番号などは受け付けません。マルチプレックスアドレスの場合は、元になっているGアカウントを検索してください。
何を試せばいいか分からなければ、USDC発行アカウントボタンを押すと、サブエントリーをいくつか持つ有名なアカウントであるCircleのUSDC発行アカウントが表示されます。最新の取引ボタンでは、ネットワーク上の最新のトランザクションを読み込みます。各結果の最後にあるStellarExpertで開くリンクからは、すべてのオペレーション、古い履歴、資産の詳細などを確認できます。このページのURLに ?q= とアドレスまたはハッシュを付け加えれば、検索結果を共有することもできます。
XLMの残高を確認する:Stellarアカウントの読み方
アドレスを検索すると、そのアカウントのレジャー上の状態が簡潔に表示されます。
シーケンス。 アカウントに付いているカウンターです。アカウントから送る新しいトランザクションは、現在の値よりちょうど1大きいシーケンス番号を使う必要があります。Stellarのトランザクションに関するドキュメントにあるとおり、Stellarはこの仕組みでアカウントのトランザクションの順序を決め、リプレイ攻撃を防いでいます。たいていは非常に大きな数字で、ウォレットが「bad sequence」のエラーを出したときくらいしか気にする必要はありません。
サブエントリー。 アカウントに付随する追加項目の数です。トラストライン、内蔵DEXに出している注文(オファー)、追加の署名者、データエントリーが含まれます。1つにつき0.5 XLMがロックされます。Stellarのルーメンに関するドキュメントによると、最低残高は1 XLM(0.5 XLMのベースリザーブ2つ分)にサブエントリー1つあたり0.5 XLMを加えた額です。つまりサブエントリーが3つあるアカウントは2.5 XLMを下回れません。「なぜ全額送れないの?」という疑問の答えはここにあります。
残高。 XLMが最初に表示され、続いてUSDCなどトラストライン経由で保有している資産、流動性プールの持ち分を示す「LP」が並びます。トークンコードだけでは何の証明にもなりません。Stellarでは誰でもUSDCやBENJIという名前の資産を発行できるからです。資産ページに表示される発行者を、StellarExpertで必ず確認しましょう。公式の発行者はStellar上のステーブルコインガイドに、表示された資産の価値はXLMのリアルタイム価格で確認できます。
最近の送金。 アカウント作成を含む、直近の入出金です。「該当するデータが見つかりませんでした」と表示される場合、たいていはそのアカウントがまだ存在していません。Stellarのアカウントは、誰かが1 XLM以上を送って初めてレジャー上に現れます。一度も入金されていない新しいウォレットなら、これは正常な状態です。
トランザクションの読み方:ステータス・レジャー・手数料・メモ
トランザクションハッシュで検索すると、1件のトランザクションの記録が表示されます。1件のトランザクションには1〜100個のオペレーションを含めることができます(スマートコントラクトのトランザクションはちょうど1個です)。
| 項目 | 意味 | なぜ重要か |
|---|---|---|
| ステータス | 成功か失敗か | 失敗なら何も動いていない |
| レジャー | 記録されたブロックの番号 | いつ確定したかの証拠 |
| 確定日時 | レジャーが確定した時刻 | サポートへの問い合わせに使う |
| 手数料 | 実際に支払ったXLM | 通常は1オペレーション0.00001 XLM |
| オペレーション | 含まれる処理の数 | 送金、トラストライン、スワップなど |
| メモ | 送金者が付けた備考 | 取引所はこれで入金を反映する |
| 送金元 | 送信したアカウント | 誰が実行したかを確認できる |
最初に見るべきはステータスです。Stellarのトランザクションはアトミックで、1つのオペレーションが失敗すると、どのオペレーションも適用されません。ただし、失敗したトランザクションでも手数料は支払われます。最近失敗したトランザクションをHorizonで確認したところ、上限として提示された21,009 stroopに対し、実際に請求されたのは100 stroopでした。ここから分かるもう1つのルールは、手数料のドキュメントにあるとおり、支払うのは自分の入札額の全額ではなく、取り込まれるのに必要な最低額だということです。1 stroopは0.0000001 XLMです。
レジャーと確定日時は、トランザクションがいつ最終的に確定したかを示します。Stellarのレジャーはおよそ5秒ごとに確定し、一度確定した結果は変わらないため、「承認回数」を待つ必要はありません。コストとタイミングについて詳しくは、XLMの手数料とスピードの仕組みをご覧ください。
メモは、送金者が付けたテキストや数字を表示します。Stellarでは28バイトまでのテキストメモ、数値IDのメモ、32バイトのハッシュ型2種類が使えます。メモが空の場合はダッシュで表示されます。
Stellarのトランザクションを追跡する方法
出金を待っているときも、自分の送金を確認したいときも、手順は同じです。
- ハッシュを入手するウォレットのアクティビティ画面や取引所の出金履歴から、トランザクションハッシュをコピーします。取引所に「処理中」とだけ表示されてハッシュがない場合、トランザクションはまだブロードキャストされておらず、遅れているのは取引所側です。
- 検索する上のボックスにハッシュを貼り付けます。「成功」とレジャー番号が表示されれば、その送金はStellarネットワーク上で確定しています。
- 詳細を確認するリンクからStellarExpertを開き、金額と送付先を確認します。メモが受取人の指定どおりになっているかもチェックしましょう。
- 受取側を確認する送付先のGアドレスを検索し、最近の送金の中にその支払いがあるかを確認します。そこにあるのに受取人のアプリに何も表示されないなら、問題はそのアプリ側にあり、取引所ならたいていメモの照合が原因です。
XLMの入金が反映されない?メモのトラブル対処法
取引所は、XLMの入金に付いたメモを見て、どの顧客の入金かを判断しています。メモがない、打ち間違えている、あるいは種類が違う場合、XLMは取引所のアドレスに届き、トランザクションも成功と表示されるのに、あなたの残高はゼロのまま、ということが起こります。
ほかにもよくある原因がいくつかあります。送金元の取引所で出金がまだ保留中のケースで、これはハッシュがまだないことで見分けられます。新しいアカウントを作成するには金額が少なすぎて、トランザクションが失敗したケース。あるいは、別のチェーン上のラップドトークンなど、まったく違うネットワークで送金されたケースで、この場合Stellarのエクスプローラーでは絶対に見つかりません。そして、行方不明の入金を手数料と引き換えに「取り戻す」と持ちかけてきたり、シークレットキーを尋ねてきたりする人がいたら、それは詐欺です。あなたの口座に入金を反映できるのは、取引所の公式サポートだけです。
Stellarのアドレスは公開情報:プライバシーの注意点
Stellarでは、すべてが設計上公開されています。あなたのGアドレスを知っている人なら誰でも、このエクスプローラーや他のツールを使って、残高、トラストライン、送金履歴、取引相手のアカウントを見ることができます。この透明性のおかげで入金の確認は簡単ですが、裏を返せば、SNSに投稿したアドレスは保有資産をのぞく窓にもなるということです。
役に立つ習慣をいくつか挙げます。アドレスは必要な相手にだけ共有しましょう。個人のウォレットでは、すべての活動が1つのアドレスのもとで結び付くことを覚えておいてください。貯蓄用と日常使い用を分けたいなら、アカウントを分けるのが有効ですが、それぞれに1 XLMの最低残高が必要になる点は忘れずに。そして、どのエクスプローラーにもシークレットキー(Sから始まるもの)は絶対に入力しないでください。エクスプローラーに必要なのは公開情報だけです。鍵の安全な管理についてはStellarウォレットガイドで詳しく解説しています。
ほかのStellarエクスプローラー:StellarExpert、StellarChain、Stellar Lab
当サイトのエクスプローラーは、すばやく答えを得るためのものです。さらに深く調べたいときは、次の3つのツールが役立ちます。
StellarExpertは、Stellarのブロックチェーンエクスプローラー兼分析サイトとして最も詳細なものの1つで、メインネットとテストネットの両方に対応しています。残高・署名者・トラストライン・全履歴を含むアカウント情報、供給量・保有者・取引・発行者のホームドメインを含む資産情報、Sorobanコントラクト、レジャー、DEXの市場と流動性プール、バリデーター一覧まで確認できます。同じチームが署名ツールのAlbedoも開発しています。
StellarChainも、ステラルーメンのブロックチェーンエクスプローラーで、リアルタイムの価格、資産、チャートに重点を置いています。他のツールで見た内容をクロスチェックしたいときの、もう1つの視点として便利です。
SDFが運営するStellar Labは、純粋なエクスプローラーというより開発者向けの作業台です。テストアカウントの作成と資金供給、トランザクションの作成・署名・シミュレーション・送信、Sorobanスマートコントラクトのデプロイと呼び出し、HorizonやRPCのエンドポイントの探索、XDRから読みやすいJSONへの変換を、メインネット、テストネット、Futurenetで行えます。
HorizonとStellar RPC:エクスプローラーを支えるデータ基盤
どのエクスプローラーにもデータソースが必要です。このページでは、Stellarネットワークのデータを提供するHTTP REST APIであるHorizon(horizon.stellar.org)を使っています。Horizonは「このアカウントは何を保有しているか」「このトランザクションで何が起きたか」といった問いに答えるもので、まさにエクスプローラーに必要な機能です。ユーザーにとって重要な制限が1つあります。2024年8月1日以降、SDFの公開Horizonが保持する履歴は約1年分だけになりました。それより古いトランザクションは、実際には存在していても、ここでは「見つかりませんでした」と表示されます。その場合は、より長い履歴を保持している可能性のあるサードパーティのサービスを当たりましょう。まず試すべきはStellarExpertです。また、HorizonはIPアドレスごとにレート制限を設けており、デフォルト設定では1時間あたり3,600リクエストまでです。
Stellar RPC(2024年11月にSoroban-RPCから改称)は、現在の状態、スマートコントラクト、トランザクションの送信に特化したJSON-RPCサービスです。保持する履歴の期間ははるかに短く、デフォルトで約7日間です。SDFは、新しく開発を始める人にはStellar RPCを出発点にすべきとしつつ、Horizonの完全な代替ではないとも明記しています。残高や送金履歴といった、多くの人がエクスプローラーで調べたい内容には、Horizonの方が直接的に合っています。このページがHorizonを使っているのはそのためです。
ネットワークそのものが初めての方は、まずステラルーメンとは何か、その仕組みを読んでから、ここに戻っていくつかアカウントを検索してみてください。レジャーを実際に読んでみるのが、Stellarを理解するいちばんの近道です。
よくある質問
XLMの残高はどうやって確認しますか?
ウォレットから公開アドレス(Gから始まる56文字の鍵)をコピーし、上のエクスプローラーに貼り付けてください。XLMの残高、トラストラインで保有している他のトークン、最近の送金履歴が表示されます。Sから始まるシークレットキーは、どこにも貼り付けてはいけません。
StellarのトランザクションIDやハッシュはどこで確認できますか?
ウォレットでは取引の詳細画面に、取引所では通常は出金履歴に表示されており、TXIDと書かれていることもあります。a〜fの英字と0〜9の数字からなる64文字の文字列です。エクスプローラーに貼り付ければ、ステータス、レジャー、手数料、メモを確認できます。
エクスプローラーで取引が見つからないのはなぜですか?
よくある原因は、コピーミス、テストネットの取引、そして約1年より古い取引です。SDFの公開Horizonサーバーが保持している履歴はおよそ1年分だからです。サードパーティのエクスプローラーはより長い履歴を保持している場合があるので、同じハッシュをStellarExpertで試してみてください。
取引所へのXLM入金が反映されません。何を確認すればいいですか?
トランザクションハッシュを検索し、取引が成功していること、送付先が取引所の入金アドレスと一致していること、メモが取引所から指定されたものと一致していることを確認します。メモがない、または間違っている場合は、ハッシュを添えて取引所のサポートに連絡してください。時間はかかりますが、通常は資金を取り戻せます。詳しくはXLMの買い方と出金ガイドをご覧ください。
Stellarエクスプローラーで自分のアドレスを調べても安全ですか?
安全です。Stellarのアカウントとトランザクションはもともとすべて公開されているため、検索してもネットワークに新しい情報が漏れることはありません。プライバシー上のリスクは、たとえばアドレスを公開投稿して、自分とアドレスが結び付けられることです。秘密にしなければならないのはシークレットキーだけです。



